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2021年08月15日 [エアコンクリーニング]

業務日報(エアコンクリーニング、エアコン内部の養生に関する作業事例)

小島お掃除商会です。

 本日は横浜市の現場でエアコンクリーニングをして来ました。


■コロナ製エアコンについて

メーカーはコロナ製です。

 コロナ製のエアコンは送風口内の風向き調整板及びこのパーツを固定する突起部分のプラ材質が非常に柔らかいので取り扱いに注意を要します。

 コロナ製エアコンの風向き調整版パーツは取り外しが可能なのですが一体成型でプラの可動部分に力がかかる比重が高く年数がたちますと原理的に劣化でこの部分が切れてしまう模様です(意図的ではないでしょうがそうなる様に設計、製造されてしまっている)。

 コロナ製のエアコンは時折取り扱いますが過去にプラの突起部分は高圧洗浄の養生テープを貼り付けて作業後にこのテープをはがした時に割れてしまったことがあります(プラ材質がボンドで修理しやすい素材でアロンアルファで補修できましたが。これはケアレスミスです。反省)

 もう一つの失敗談は付け外し可能の風向き調整版についてですが上記に書きました通り外したパーツを洗浄時にプラの動きの力がかかる部分が破損で外れてしまいました(こちらはケアレスミスでなく不可抗力と言う事でお客様にご報告の上ご容赦を頂けました)

 つまり何が言いたいのかと言うとコロナ製エアコンの送風口内のパーツ類はちょっとの負荷で簡単に破損するので非常に注意を要するという事なわけです。

■作業における対応策

 で、これをどうしましたかと言いますと今回は風向き調整板は外さない状態でマスカーで丸ごと養生をして清掃をしました。

 コロナ製のエアコンクリーニングにおいて送風口周りに関してはこうするのが破損については一番リスクが低いと存じます。

エアコンクリーニング写真1
こちらが現場のコロナ製エアコンです。

エアコンクリーニング写真2
少し写真が見ずらいですがルーバーは問題無く外せましたのでスペースが確保できまして写真のエアコン送風口の黒いパーツ部分にマスカーを丸ごとかけて養生します(見ずらいですが写真の送風口下側部分に白い突起部分が見て取れます)。

 この部分がかびだらけだったとしましたら家庭用のエアゾールのガラスクリーナーかカビ用漂白剤をうんと希釈して噴霧してブラシで洗浄、若干シャワーを少しだけかけた状態で急いでふき取りをする(パーツ取り付け部分の本体のすき間に汚水がなるべく落ちて行かない様に。漂白剤の塩素成分は空気と化学反応をして中和、分解してしまいます)と言ったところです。


■エアコンクリーニングで使用する洗剤について

以前お伺いしたお客様のエアコンクリーニングについてですが今回のコロナ製のとほぼ同系の物で思い出話みたいなものですがお客様に「一度エアコンクリーニング業者さんにエアコン洗浄をしてもらったのだが作業後すぐに清掃されたはずなのにエアコンの送風口からボロボロ白いゴミが落ちてくる」という事でこれについて再洗浄を含めて解決してほしいとの事でお伺いしました。

 エアコンを見てみますとたしかに動作確認をして数ミリ程度のゴミが送風口からボロボロ落ちてきます。

 送風口の真下部分はこの真っ白いゴミだらけです。

 「原因は何なんだろう」と不思議に思いながら本体カバーを外しましたところ本体カバーパーツの送風口部分にこの白いゴミと同じカスがびっしり付着しております。

 始めはこの本体カバーパーツのプラが劣化して崩れ出しているのかと思いましたがふき取ってみると元のプラスチックのつやがきちんと反射して見えましてどうも劣化には見えない感じです。

 ルーバーは製品の仕様でほとんど動かせなくて前の業者さんがルーバーの取り付け方を間違えてこれがパーツとこすれて粉になって落下してきているのかと考えましたがバラシてみるとパーツはルーバー、カバー共にきれいでそのようなふしは見当たらない。

 エアコン本体のアルミフィンとファンは洗浄が割ときちんと行き届いていてにおい、汚れ共に仕上がりは問題ないレベルです。

 結論として行き付いたのは製品の設計、構造が上記のコロナ製とほとんど同じ仕様で風向き調整板の扱いが非常に面倒で前の業者さんがこのパーツを一つ取り外した時点で(一体成型でなくひとつづつ個別に取り付けられている)今度はこれが元に戻せなくて作業終了で挫折したままパーツはお客様に返還されて業者さんは去って行ったそうなのですが、この部分を養生をしないままエアコン洗浄を行って送風口周囲(及び本体のその下部分)にこの業者さんが使用した洗剤がすすぎ切れて無くて乾燥後にこの洗剤が粉になって落ちてきていたというものでした。

 当時の状況でルーバーもほとんど動かない設計で外すことができず風向き調整板も1個だけ外してその取り付けにも挫折してにっちもさっちもいかなかったことは容易に想像できますが、こうした場合は調整板の取り外しをあきらめて下側のこのパーツ部分は丸ごと養生をして洗浄を行うべきでした(写真ではわかりづらいですがコロナ製はこの風向き調整板が本体の下側に取り付けられております。ルーバーも外すことができずエアコン内部が非常に狭いスペースで洗浄においてここの部分の取り扱いに大変な苦労を要したであろうことは理解できますが)

 無事に診断ができましたので、とりあえず洗浄自体は問題が無く粉と化した前の業者さんが残していった洗剤は一応全部ふき取りましたのでわざわざ連続で間隔をあけずに無駄に設備に洗剤でダメージを与えつつ内部洗浄する必要もないと考えまして出張費だけ頂いて引き上げてきました。

 コロナ製のエアコンはこうして意外と奥が深いので同業者さんのご参考になればと掲載しました。

 当店が初めにこのエアコンの洗浄を行ったとしました場合は上記の通りで風向き調整板は丸ごとマスカーでくるんで何とか養生をして高圧洗浄を行います。

 で、その後に洗剤が若干本体下部などに残留したとしましても洗剤の成分は水分が大好きで空気中の水分をどんどん取り込んで勝手にドロドロになった後に化学反応で重曹になって消滅して終わりです(化学的に本当の話です。多少はふき取り作業が生じるかもですが)。

 エコ洗剤なんかですと大量に残留するとこうしたトラブルが起きるという事がわかって勉強になりました。

 おそらく高圧洗浄のすすぎもかなり足りなかったのでしょうね。

 コロナ製のエアコンは送風口以外の取り扱いはそれほど難易度は高くないです。

 正面カバーの取り付け時にきちんと取り付けているのに「バキバキ」と割れる音がするのがプレッシャーになりますが。

 
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